今年の枚方伝統工芸展は枚方市の新たな芸術文化センター(正式名称は知りません)が9月に開設するそうで、その時のイベントとして開催されるそうです。そして、一般公募も今のとこるは予定されているようです。詳細は7月頃の広報に載るそうです。
一般公募は一人一点のみだそうで、少し物足りませんが、出展応募をしたいと思ってます。
明日、この数か月分の還元焼成の作品が出来ます。その中には、尺皿も2点ほどありますので、これを工芸展用に仕上げようかと思ってます。尺皿は、一点が月白、もう一点は青磁で仕上げてます。その出来次第で、上絵付をするかどうかを決めたいと思ってます。
今日はもう一人の職人さんの作品を紹介します。それが上の写真で、飴釉の香炉。
香炉は丸で半分位の高さでカットされ蓋物のようになってます。
建前は生徒さんが作っていたものを職人さんが手伝って形ですが、実質ほぼ100%職人さんの仕事です。
透かし彫りは、七宝の文様です。この透かし彫りが非常に難しくて、生徒さんのものは、透かし彫りが壊れているのですが、職人さんがやったこの作品は完璧な仕上がりで大きな失敗はありません。
この透かし彫りの仕上げだけでも、数日は掛かっているでしょう。
仕上げは飴釉。そして、七宝の文様は金彩が施されています。写真では、この金彩で仕上がって作品の良さは伝わり難いですが、現物は、誰ば見ても”これすごい”と思わず声が出るほどです。
皆さんに何をお伝えしたいのか良く分かりませんが、先日の牡丹の絵付けにして、この香炉にしても職人さんの仕事はここまで違うんです。
変な言い方ですが、職人さんの仕事は時間を掛ければかけるほど良くなって行きます。でも、私みたいな素人は逆に悪くなって行く傾向にあります。
仕事と書いてますが、両方の作品ともに職人さんの遊び見たいな作品ですが、その技術力の差は歴然としたものがあります。
売るとしたら幾ら位ですかと聞いたら、5、6万くらいかなとってました。職人さんですから、毎日沢山の商品を作ってますから、気分展開みたいなものなんでしょう。
この人たちの技術に一歩でも近づきたいと思います。