皆さんコロナワクチンの予防接種の予約はお済ですか? 私の方は、受付開始初日インターネットで予約をしました。電話や、かかりつけの医者の方は多分電話が殺到して難しいと思ったので、スマホとパソコンを使い受付開始の5分前にアクセスしたら、大きな病院は最初から予約出来ない状況でした(何故なんだろう。予約開始前から、埋まっているのは)が、なんとか5月28日と6月4日で初回の二人分の予約が出来ました。
一回目は簡単に取れたんですが、2回目を取ろうとするとやり方が分からなくて、一回目を取って、2回目の分を予約しようとして、新規の予約をするを押すと、今の予約取り消しますかと表示がでます。これで二回目は、一回目の接種の接種が終わった後で予約を取るものと思い込んでしまいました。本当は、一回目の予約が終わったら、もう一度、接種会場の画面から、希望の病院を選び、そして、カレンダーから接種日を選ぶと言う作業をやるようになっているそうです。同封されていたパンフレットを見ると確かにその旨のやり方が書いてありました。普通は、画面の指示に沿ってやれば出来るようになっているんですけどね。そんな訳で、2回目の予約が出来てません。
最初から、2回目も取る必要があるのであれば、アプリでそれを誘導するようにしたらいいのに、不親切なアプリでした。
コールセンターに電話すると、”今は、予約が一杯で受付中止になっており、6月3日午前9時から、追加受付が再開の予定です。”との事。結局は、予約が満杯だったんですね。
菅総理が、”訪米して500万回分の追加ワクチンが確保できました”と言ってましたが、あれって何だったの。9月までにとも言ってましたので、9月になったら十分供給されるんでしょうかね? 担当大臣までおいているのに、今の時期でも、この体たらく。どうなっているんでしょうね。オリンピックまだ80日を切っているのに接種率はまだ3%位。オリンピックの前までにある程度の高い率で、接種が終わっているいる計画なのかなと思っていたら、何度7月末までに65歳以上の高齢者の接種を完了予定と昨晩総理が言ってました。やっぱり、この国の政府、官僚は当てにならないですね。
国民はコロナ禍疲れで、疲弊しきっているのに。政治家はもともと頼りにならないのは分かっているけど、官僚も能無しの集まりか?
絵付け師の作品
私が通う京都の窯元の職人さん達の雇用形態は基本的には個人事業主だそうです。詳細は分かりませんが、職人さんの技量や職種に応じて契約が決まっており、それで収入が決まるようです。ですから、生産効率が求められ手間のかかる作品は余り作られません。
絵付師さんの一人が、自分の時間で下の作品を作って見せてくれました。今日はその作品の紹介です。
写真で、この作品の良さがどこまで伝わるか分かりませんが、この作品は見れば見るほどいい作品で、絵付け師さんが相当な時間を掛けて作ったのが分かります。
磁器の蓋物で、牡丹と孔雀の絵付けがされています。その色合いが九谷のあのけばけばしい発色もありませんし、又、下絵付けのようなボケた様子もなく、そして、和絵具にはない細かなグラデーションなどがあります。
生の半乾きの状態で、イッチン描きで主な絵付けの輪郭が描かれています。
このイッチン描きの後、花びらの筋を針で描くそうです。最初は筆と下色呉須で描いたのかなと思っていたんですけど、この写真だけを見ても良いですね。
色呉須で、着色するときは、絵具を薄めにして、花の下の方に薄くのばし、基本的なグラデーションを付けます。そして、根元の方に絵具を溜めると、針で描いた筋にピンクの色呉須が溜まり、花びらの筋が現れると言う技法の様です。この発色の良さは、素地が磁器であると言うのがありますが、もう一つの裏技があるようです。
こちらが蓋の絵付け。技法は、本体部と同じです。
まずは、下絵付けの着色をします。そして仕上げは土灰釉で施釉。ここがポイント: 土灰釉は通常の土灰釉を少し薄めに掛けるそうです。そして、着色部は、通常の土灰釉を4倍程に薄めたものに着色して上から筆塗りをするそうです。
ピンクや赤の花びらは、4倍の土灰釉に色呉須を付けて直色。葉っぱの緑は土灰に織部釉、黄色は、土灰に檸檬釉、枝の茶の部分は、飴釉を混ぜて上塗りをするようです。
こんな技法があるんですね。初めて知りました。これであれば、それぞれの色釉をつくる必要はありませんね。
そして、私が思う最大のメリットは、この絵付けはこの後の本焼き一回で、作品が仕上がることです。
絵付けの発色を考えれば、上絵付をしても良いと思いますが、上絵付の着色、そしてその後の上絵付の焼成が必要になって来ます。
上絵付の環境がない陶芸教室などでの絵付けにピッタリの技法ではないかと思います。
それともう一つの大事なポイントはイッチン描きの下絵の質です。私も同じような作品を作って見ようと、早速牡丹の花を描いて見ましたが、なかなか生きた花が描けません。絵付け師さんの絵付けは線に勢いがあり、綺麗です。花も立体感があるしね。絵付け師さん曰く”数千回牡丹を描いているから、手が絵付けの要領を覚えている”と言ってました。
最初の下絵付けは牡丹の花芯と花芯を取り巻く花びらを2重の丸であたりを取りそれに5枚の花弁を描きます。簡単に聞こえると思いますが木炭で描いて見るとこれが意外に難しい。5枚描く花びらが6枚になったり。まずは鉛筆描きで花を描く練習をしないと、上手く描けないと思います。
この作品はその内、インターネットで販売予定だそうです。価格は5~6万円位だそうです。ところで、この素地はプロの轆轤師さんの作品で、十分その価値がありそうです。生徒さんの中で購入したいと言う人もいますので、そちらへ売れれば出展はされないでしょう。
この絵付けの作品をお握り形の一輪挿しで作ってますので、その内に紹介出来ると思います。今、三個作ってますので、この技法のものと上絵付の作品を作る予定です。
>Yokkoさん
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>どうにかネットで2回分予約できました?
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